ハリアーを検討中だけど、「エレガンス」って実際どうなの?と迷っていませんか。
60系ハリアーのエレガンスは、手頃な価格でハリアーらしい上質感や走りを楽しめる人気グレードです。
しかし、上位グレードとの違いや装備、燃費、そして中古車選びの注意点など、気になるポイントもたくさんありますよね。
この記事では、エレガンスの特徴やメリット・デメリット、後悔しない選び方まで、初心者にもわかりやすく丁寧に解説します。
あなたにぴったりのハリアー選びのヒントがきっと見つかります。
60系ハリアー「エレガンス」ってどんなグレード? 基本の3知識
60系ハリアー「エレガンス」ってどんなグレードなのでしょうか。基本的な知識を身につけておくことで、車選びの参考になります。以下の3つのポイントについて解説していきます。
- 当時のハリアーでは標準的な位置づけだったエレガンス
- どんな人向け?エレガンスがターゲットとしたユーザー層
- 新車価格は約280万円から プレミアムとの価格差を確認
それぞれ解説していきます。
当時のハリアーでは標準的な位置づけだったエレガンス
60系ハリアーにおいて、エレガンスグレードは標準グレードとして位置づけられていました。トヨタのグレード体系では、エントリーモデルとして多くの人が手に取りやすい設定になっていたのです。実際に、ハリアーのグレード構成は下から「エレガンス」「プレミアム」「プレミアムアドバンスド」という順番でした。
- エントリーモデルながら基本性能はしっかり確保
- 必要十分な装備を揃えたコストパフォーマンスの高さが特徴
- 新車販売時には最も購入者数の多いグレードだった
このようにエレガンスグレードは、ハリアーの魅力を手頃な価格で楽しめるグレードとして人気を集めたのです。ただし上位グレードと比較すると、装備面では一部簡素化されている点に注意が必要でしょう。
どんな人向け?エレガンスがターゲットとしたユーザー層
エレガンスグレードは、コストパフォーマンスを重視するユーザー層をターゲットとしていました。必要最低限の装備で十分という実用志向の強いお客様に向けて設計されているのです。具体的には、以下のようなユーザー層に人気がありました。
- 初めてのSUV購入を検討している30〜40代のファミリー層
- 予算を抑えつつも高級感のある車を求めるビジネスパーソン
- 基本性能を重視し、余計な装備にはお金をかけたくない実用派
こうしたユーザー層の期待に応えるため、エレガンスグレードは必要十分な装備と手頃な価格帯を実現していたのです。初めてハリアーを購入する方にとって、エレガンスグレードは非常に魅力的な選択肢と言えるでしょう。
新車価格は約280万円から プレミアムとの価格差を確認
60系ハリアーのエレガンスグレードの新車価格は、ガソリン車で約280万円からスタートしていました。この価格設定は、同クラスのSUVと比較しても競争力のある価格だったのです。一方で、上位グレードのプレミアムとの価格差は約30〜40万円ほどありました。
- ガソリン2WD車:2,798,000円(消費税込)
- ガソリン4WD車:2,996,000円(消費税込)
- ハイブリッド2WD車:3,398,000円(消費税込)
このような価格差がある分、装備や質感に違いがあることを理解しておくとよいでしょう。また、オプション装備を追加すると、プレミアムとの価格差が縮まることもあるため、購入前には十分な検討が必要です。

エレガンス vs プレミアム 5つの決定的な違いを徹底比較
エレガンス vs プレミアム 5つの決定的な違いを徹底比較します。グレード選びで迷った時には、それぞれの違いを知ることが大切です。以下の5つのポイントで違いを解説していきます。
- 違い1 見た目でわかる!ホイールとライト周りの外装デザイン差
- 違い2 座れば実感!シート素材とインパネ周りの内装質感の違い
- 違い3 あると便利!ナビやパワーバックドアなど快適装備の差
- 違い4 安全性は?Toyota Safety Sense Pの有無と内容の違い
- 違い5 価格差は約30-40万円!この差額で何が変わるのか
それぞれ解説していきます。
違い1 見た目でわかる!ホイールとライト周りの外装デザイン差
エレガンスとプレミアムの最も分かりやすい違いは、外装デザイン特にホイールとライト周りにあります。見た目の高級感に大きな差があるのが特徴的なのです。エレガンスは17インチアルミホイールを標準装備していますが、プレミアムは18インチと一回り大きなホイールを採用しています。
- エレガンス:17インチアルミホイール vs プレミアム:18インチアルミホイール
- エレガンス:ハロゲンヘッドライト vs プレミアム:LEDヘッドライト(前期型)
- エレガンス:シンプルなフロントグリル vs プレミアム:メッキ加飾付きグリル
このように外観の違いは一目で分かるほど明確です。特にライト周りはナイトドライブの印象にも影響するため、見た目を重視する方にとっては重要なポイントになるでしょう。
違い2 座れば実感!シート素材とインパネ周りの内装質感の違い
車内に座ると、シート素材やインパネ周りの質感の違いが顕著に現れます。エレガンスはファブリック(布)シートを採用していますが、プレミアムは合成皮革と本革のコンビネーションシートとなっているのです。触り心地や高級感に明らかな差があります。
- エレガンス:ファブリックシート vs プレミアム:合成皮革+本革シート
- エレガンス:ウレタンステアリング vs プレミアム:本革ステアリング
- エレガンス:標準的なインパネ vs プレミアム:木目調パネル装飾
こうした内装の違いは、毎日使用する上で実感する部分なので、長く乗るほど差を感じやすいポイントと言えるでしょう。快適性や高級感を求める方は、この点を重視して選ぶとよいかもしれません。
違い3 あると便利!ナビやパワーバックドアなど快適装備の差
日常使いでの便利さに直結する装備面でも、エレガンスとプレミアムには明確な違いがあります。特に注目すべきは、ナビゲーションシステムやパワーバックドアの有無でしょう。プレミアムグレードでは標準装備されている機能が、エレガンスではオプション扱いになっていることが多いのです。
- エレガンス:ナビは純正オプション vs プレミアム:T-Connectナビが標準装備
- エレガンス:通常開閉式バックドア vs プレミアム:パワーバックドア標準装備
- エレガンス:標準的なオーディオ vs プレミアム:プレミアムサウンドシステム対応
このような装備の違いは、日々の使用において利便性に直結します。特に荷物が多い方や、カーナビを頻繁に使用する方にとっては無視できない差と言えるでしょう。
違い4 安全性は?Toyota Safety Sense Pの有無と内容の違い
安全装備については、エレガンスとプレミアムで機能の有無や内容に差があります。特にToyota Safety Sense P(衝突回避支援パッケージ)の内容に違いがあるのです。基本的な安全機能は両グレードに搭載されていますが、一部の先進機能はプレミアムのみの装備となっています。
- エレガンス:基本的な予防安全機能 vs プレミアム:より充実した予防安全機能
- エレガンス:レーダークルーズコントロール vs プレミアム:全車速対応レーダークルーズ
- エレガンス:通常のバックモニター vs プレミアム:パノラミックビューモニター対応
安全機能は目に見えない価値ですが、万が一の際に大きな差になることも考えられます。家族での使用が多い方は、この点も検討材料に入れるとよいでしょう。
違い5 価格差は約30-40万円!この差額で何が変わるのか
エレガンスとプレミアムの新車価格差は、約30〜40万円程度となっていました。この価格差で得られる価値を考えることが、グレード選びの重要なポイントとなるのです。単純な装備の追加だけでなく、質感や使い勝手の違いも含めて考える必要があります。
- 外装・内装の上質感アップ(アルミホイール、LEDライト、本革シートなど)
- 快適装備の充実(ナビ、パワーバックドア、サウンドシステムなど)
- 先進安全機能の拡充(全車速対応レーダークルーズ、パノラミックビューなど)
この価格差が自分にとって価値あるものかどうかの判断が重要です。また中古車市場では、この価格差が必ずしも新車時と同じ比率で残らないこともあります。長期保有するなら質の高いグレードを選ぶという考え方もあるでしょう。

要注意!ハリアーエレガンスで後悔しがちな5つのポイント
要注意!ハリアーエレガンスで後悔しがちな5つのポイントについて解説します。いくら予算に合っていても、購入後に不満を感じてしまっては本末転倒です。以下の5つの後悔ポイントを知っておきましょう。
- 後悔点1 上位グレードと比べると内装が少しシンプルすぎると感じるかも
- 後悔点2 ハロゲンヘッドライトだと夜間の見た目が気になる?(前期型)
- 後悔点3 意外と重要?パワーバックドアが無いことの不便さ
- 後悔点4 純正ナビが標準ではない オプション選択が必要だった
- 後悔点5 売却時にプレミアムより査定額が低くなる可能性
それぞれ解説していきます。
後悔点1 上位グレードと比べると内装が少しシンプルすぎると感じるかも
エレガンスグレードの内装は、上位グレードと比較するとシンプルすぎると感じる方が多いです。特にファブリックシートは経年による劣化が目立ちやすく、長く乗るほど差を感じるようになるのです。実際に、内装の質感は毎日触れる部分だけに、使えば使うほど差が気になってくる傾向があります。
- ファブリックシートは汚れが目立ちやすい
- ウレタンステアリングは使い込むと光沢が出てきてしまう
- インパネ周りの素材感が安っぽく感じることがある
このように内装の質感は、長く付き合う車だからこそ妥協したくないポイントです。特に前のクルマが高級車だった方や、インテリアデザインにこだわりがある方は、エレガンスでは物足りなさを感じるかもしれません。
後悔点2 ハロゲンヘッドライトだと夜間の見た目が気になる?(前期型)
前期型エレガンスに搭載されているハロゲンヘッドライトは、夜間の見た目や視認性で後悔する可能性があります。LEDヘッドライトが標準装備のプレミアムと比べると、照射距離や明るさに明らかな差があるのです。実際に、夜間走行時の視界の違いは安全性にも関わる重要なポイントとなります。
- ハロゲンライトは黄色みがかった光で高級感に欠ける
- 照射距離がLEDより短く、夜間の視認性に影響がある
- 他車のLED化が進む中、古く見えてしまう可能性がある
このようにヘッドライトの違いは見た目だけでなく、実用面でも大きな差となります。夜間の走行が多い方や、車の外観にこだわりがある方は、この点を重視して検討するべきでしょう。
後悔点3 意外と重要?パワーバックドアが無いことの不便さ
エレガンスグレードにはパワーバックドアが標準装備されておらず、この機能の欠如は意外と大きな不便さを生じさせることがあります。特に買い物袋や荷物を抱えている時に、手動でバックドアを開け閉めする手間は予想以上に面倒に感じるのです。日常使いでの細かなストレスが積み重なる可能性があります。
- 両手に荷物を持っているときに開閉が困難
- 雨の日にバックドアを触るとき手や服が濡れてしまう
- 子育て世代にとっては子どもを抱えながらの操作が大変
こうした不便さは、実際に使い始めてから気づくことが多いポイントです。スーパーでの買い物が多いファミリー層や、アウトドア用品などの大きな荷物を頻繁に積む方には、パワーバックドアの有無は重要な検討材料になるでしょう。
後悔点4 純正ナビが標準ではない オプション選択が必要だった
エレガンスグレードでは純正ナビが標準装備されておらず、別途オプション購入が必要だったことも後悔ポイントとなります。純正ナビのオプション価格は高額で、これを加えるとプレミアムとの価格差が縮まってしまうのです。ナビ機能は現代の車では必須となっているため、この点は見落としがちな重要なポイントです。
- 純正ナビの追加で約20万円前後のコストがかかる
- 社外品を選ぶと保証やデザイン面で不安がある
- T-Connectなどのコネクテッドサービスが使いにくくなる場合がある
このようにナビの有無は、単なる装備の違いだけでなく、総コストにも影響するポイントです。カーナビを必須と考える方は、初期コストだけでなくトータルでの出費を計算して検討する必要があるでしょう。
後悔点5 売却時にプレミアムより査定額が低くなる可能性
中古車市場では、エレガンスはプレミアムに比べて査定額が低くなる傾向があります。これは中古車購入者が装備の充実したグレードを好む傾向があるためで、長期的な資産価値を考えると無視できないポイントなのです。実際に、数年後の売却を考えると、グレード間の価格差以上に査定額に差が出ることもあります。
- グレード差による査定額の差は年数が経つほど拡大する傾向がある
- 特にナビやLEDヘッドライトなどの装備有無が査定に影響
- 中古車市場では「プレミアム」の名称自体に価値がつくことも
このように将来の売却を考えると、初期コストだけで判断するのは危険です。車を3年以上所有する予定がある場合や、将来の乗り換えを視野に入れている方は、中古車市場での価値も含めて検討するとよいでしょう。

気になる燃費!ハリアーエレガンスのカタログ値と実燃費 4つのデータ
気になる燃費!ハリアーエレガンスのカタログ値と実燃費 4つのデータについて解説します。実際の維持費を考える上で、燃費性能は購入前に必ずチェックしておきたいポイントです。以下の4つの観点から燃費について解説していきます。
- カタログ燃費(JC08モード) ガソリン車とハイブリッド車を比較
- 街乗り中心だとどれくらい?エレガンス ガソリン車の実燃費目安
- 高速道路なら伸びる?エレガンス ハイブリッド車の実燃費目安
- 60系ハリアーの燃費は「良い」or「悪い」?他のSUVとの比較
それぞれ解説していきます。
カタログ燃費(JC08モード) ガソリン車とハイブリッド車を比較
60系ハリアーエレガンスのカタログ燃費は、駆動方式やエンジンタイプによって大きく異なります。特にガソリン車とハイブリッド車の差は歴然としているのです。JC08モードでの公式燃費数値を見ると、ハイブリッド車はガソリン車に比べて約1.5倍ほど燃費が良くなっています。
- ガソリン2WD:16.0km/L(2.0L直列4気筒エンジン)
- ガソリン4WD:15.2km/L(2.0L直列4気筒エンジン)
- ハイブリッド2WD:21.4km/L(2.5Lハイブリッドシステム)
- ハイブリッド4WD:19.4km/L(2.5Lハイブリッドシステム)
このようにカタログ上ではハイブリッド車の優位性が顕著です。ただし、これはあくまで理想的な条件下での数値であり、実際の走行では様々な要因で変動するため参考値として捉えるべきでしょう。
街乗り中心だとどれくらい?エレガンス ガソリン車の実燃費目安
街乗りが中心となるユーザーの場合、ガソリン車の実燃費はカタログ値より低くなる傾向があります。実際のオーナーの声を集めると、市街地走行では10〜12km/L程度になることが多いようです。頻繁な発進停止や信号待ちが多い環境では、燃費性能が発揮しにくくなるのが原因と考えられます。
- 市街地走行:約10〜12km/L
- 渋滞頻度が高い環境:約8〜10km/L
- 近距離の短時間走行:約9〜11km/L
こうした実燃費データは、実際の維持費計算に役立ちます。ガソリン車を選ぶ場合、カタログ値よりも2〜6km/L程度低い燃費で計算しておくと、現実的な維持費の見積もりができるでしょう。
高速道路なら伸びる?エレガンス ハイブリッド車の実燃費目安
ハイブリッド車の実燃費は、高速道路などの定速走行時に特に良好な数値を示します。オーナーレポートによると、高速道路走行時には約18〜20km/Lという実燃費が報告されているのです。これはカタログ値に近い数値で、ハイブリッドシステムの特性が発揮されているといえます。
- 高速道路走行(100km/h定速):約18〜20km/L
- 郊外路走行(50〜70km/h):約17〜19km/L
- 長距離ドライブ(複合走行):約16〜18km/L
このように、長距離ドライブやハイウェイ中心の使い方をする方には、ハイブリッド車の恩恵が大きいといえるでしょう。通勤や買い物など短距離利用が中心の方でも、エコドライブを心がければカタログ値に近い燃費を実現できる可能性があります。
60系ハリアーの燃費は「良い」or「悪い」?他のSUVとの比較
60系ハリアーの燃費性能は、同クラスのSUVと比較するとどうなのでしょうか。同時期の競合SUVと比べてみると、ハリアー(特にハイブリッド車)の燃費性能は比較的優れていると言えるのです。ただし、ガソリン車に関しては平均的な水準といった評価になります。
- 日産エクストレイル(ガソリン2WD):16.4km/L vs ハリアー:16.0km/L
- マツダCX-5(ガソリン2WD):15.6km/L vs ハリアー:16.0km/L
- レクサスRX(ハイブリッド):18.8km/L vs ハリアー:21.4km/L
このように60系ハリアーの燃費性能は、特にハイブリッドモデルにおいて競合車種と比べても良好であることがわかります。燃費重視でSUVを選ぶ場合、ハリアーハイブリッドは検討価値の高い選択肢と言えるでしょう。

これで十分?ハリアーエレガンスの主要装備 6選
これで十分?ハリアーエレガンスの主要装備 6選を紹介します。エレガンスグレードにどんな装備が標準で付いているのか、把握しておくことが重要です。以下の6つの装備ポイントを解説していきます。
- 装備1 外観をチェック!17インチアルミホイールとライト類
- 装備2 内装の基本!ファブリックシートとウレタンステアリング
- 装備3 空調とカギ!オートエアコンとスマートエントリーシステム
- 装備4 安全運転のために!基本的な安全装備の内容を確認
- 装備5 オーディオ周り!標準装備と選択可能なオプション
- 装備6 エレガンスの装備で日常使いは快適に過ごせるか?
それぞれ解説していきます。
装備1 外観をチェック!17インチアルミホイールとライト類
ハリアーエレガンスの外観装備は、17インチアルミホイールを中心に構成されています。このサイズのホイールは走行安定性と乗り心地のバランスが取れた選択といえるのです。前期型ではハロゲンヘッドライトが標準装備ですが、後期型になるとLEDヘッドライトが採用されるようになりました。
- 17インチアルミホイール(ダークグレーメタリック塗装)
- ハロゲンヘッドライト(前期型)/LEDヘッドライト(後期型)
- LEDフォグランプ(オプション)
このように外観装備はシンプルながらも、SUVとしての力強さと上質感を両立させています。デザイン重視の方には物足りなさを感じるかもしれませんが、実用性を重視する方には十分な装備と言えるでしょう。
装備2 内装の基本!ファブリックシートとウレタンステアリング
エレガンスグレードの内装は、ファブリックシートとウレタンステアリングを中心に構成されています。シートは耐久性に優れたファブリック素材を採用し、日常使いに適した実用的な仕様となっているのです。カラーバリエーションはブラックとグレージュの2色から選択可能でした。
- ファブリックシート(ブラック/グレージュ)
- ウレタン3本スポークステアリングホイール
- 標準的なインストルメントパネル(ソフトパッド)
このような内装構成は、実用性を重視した設計となっています。高級感では上位グレードに劣りますが、お手入れのしやすさや耐久性の面ではメリットもあります。カジュアルな使い方をする方や、ペットを乗せる機会が多い方には適しているかもしれません。
装備3 空調とカギ!オートエアコンとスマートエントリーシステム
快適装備の面では、オートエアコンとスマートエントリーシステムが標準で装備されています。これらの装備は日常使いの利便性を大きく向上させる重要な要素なのです。特にスマートエントリーは、鍵を取り出すことなく解錠・施錠・エンジン始動ができる便利な機能です。
- 左右独立温度コントロールフルオートエアコン
- スマートエントリー&スタートシステム
- プッシュスタートボタン
こうした装備は、毎日の使用において実感できる便利さがあります。特にスマートエントリーシステムは、買い物袋や荷物を持っているときに便利で、一度使うと手放せない機能の一つでしょう。
装備4 安全運転のために!基本的な安全装備の内容を確認
安全装備については、エレガンスグレードでも基本的な予防安全機能が搭載されています。Toyota Safety Sense Pという安全装備パッケージが標準装備されているのです。これには、衝突回避支援や車線逸脱警報などの先進安全機能が含まれています。
- プリクラッシュセーフティシステム(衝突回避・被害軽減)
- レーンディパーチャーアラート(車線逸脱警報)
- オートマチックハイビーム(自動ハイビーム切替)
- レーダークルーズコントロール(車間距離維持機能付)
このような安全装備は、当時としては先進的な内容でした。ただし上位グレードと比較すると、一部機能の精度や範囲に違いがある点には注意が必要です。安全性を最優先する方は、装備内容の詳細まで確認するとよいでしょう。
装備5 オーディオ周り!標準装備と選択可能なオプション
オーディオ装備については、エレガンスグレードでは基本的なオーディオ機能が装備されています。ただし、純正ナビゲーションシステムは標準装備ではなくオプション扱いとなっているのです。基本的には6スピーカーのオーディオシステムが標準で組み込まれています。
- 6スピーカーオーディオシステム
- AM/FMラジオ+CD(MP3/WMA再生)+AUX/USB端子
- Bluetooth®接続機能(ハンズフリー・オーディオ)
- ディスプレイオーディオ(後期型の一部)
このようなオーディオ装備は、基本的な機能は押さえていますが、カーナビが標準ではない点が大きな特徴です。ナビが必要な方は別途オプション(約15〜20万円)を選択するか、社外品の導入を検討する必要があるでしょう。
装備6 エレガンスの装備で日常使いは快適に過ごせるか?
エレガンスグレードの装備で日常使いは十分快適に過ごせるのかという点について考えてみましょう。結論から言えば、一般的な使用シーンであれば必要十分な装備が揃っているといえるのです。特に下記のような基本装備は日常使いの快適性を支えています。
- オートライト機能
- フロント&リアパワーウィンドウ
- 電動パワーステアリング
- リヤフォグランプ(寒冷地仕様車)
このように日常使いに必要な基本機能は押さえられています。特別な装備にこだわらず、ハリアーの基本性能と走りを楽しみたい方であれば、エレガンスグレードでも十分満足できる可能性が高いでしょう。

いや後悔しない!ハリアーエレガンスを選ぶべき4つの理由
いや後悔しない!ハリアーエレガンスを選ぶべき4つの理由を解説します。上位グレードを選びたい気持ちもわかりますが、エレガンスには独自のメリットもあるのです。以下の4つの理由からエレガンスを選ぶ価値を考えてみましょう。
- 理由1 中古車価格が魅力的!手が届きやすいハリアー
- 理由2 基本性能はしっかり!ハリアーならではの乗り味は健在
- 理由3 浮いた予算でカスタム!自分だけの一台を作るベース車として
- 理由4 シンプルイズベスト!余計な装備はいらないと考える人に最適
それぞれ解説していきます。
理由1 中古車価格が魅力的!手が届きやすいハリアー
エレガンスグレードの最大の魅力は、中古車市場での手頃な価格設定にあります。人気車種ハリアーを所有したいけれど予算に限りがある方にとって、絶好の選択肢となるのです。実際に、同年式・同程度の走行距離のプレミアムグレードと比較すると、20〜30万円程度安く購入できることがあります。
- 2015年式 5万km走行:エレガンス約170〜190万円 vs プレミアム約200〜220万円
- 2017年式 3万km走行:エレガンス約200〜220万円 vs プレミアム約230〜250万円
- 2019年式 1万km走行:エレガンス約240〜260万円 vs プレミアム約270〜290万円
このように、中古市場では手の届きやすい価格帯で取引されているのが特徴です。限られた予算内でハリアーの基本性能を楽しみたい方にとっては、エレガンスグレードが最適な選択肢となるでしょう。
理由2 基本性能はしっかり!ハリアーならではの乗り味は健在
グレードの違いに関わらず、60系ハリアーの基本性能は共通しています。エレガンスグレードでも、ハリアーならではの静粛性の高さや乗り心地の良さは健在なのです。エンジンやサスペンション、ボディ剛性などの基本設計は上位グレードと同一であるため、走行性能に大きな差はありません。
- 静粛性の高い室内環境
- しなやかで上質な乗り心地
- 安定した高速走行性能
- 十分なパワーと加速感
こうした基本性能の高さこそが、ハリアーの真の魅力と言えるでしょう。装備の違いよりも「走り」を重視するドライバーにとっては、エレガンスグレードでも十分な満足感が得られるはずです。
理由3 浮いた予算でカスタム!自分だけの一台を作るベース車として
エレガンスを選ぶことで浮いた予算を、自分好みのカスタマイズに回すという選択肢もあります。上位グレードとの価格差約30〜40万円をカスタムパーツやオプション装備に投じれば、オリジナリティあふれる一台を作り上げることができるのです。例えば以下のようなカスタマイズが考えられます。
- 18〜19インチのアフターマーケットホイールに交換
- 社外LEDヘッドライトやフォグランプの装着
- 高品質なカーナビやオーディオシステムの導入
- シートカバーやインテリアパネルのドレスアップ
このように予算を自分の優先順位に合わせて使えるのがエレガンスの魅力です。「必要な部分だけ自分でグレードアップしたい」という方や、こだわりのカスタムを施したい方にとって、エレガンスは理想的なベース車両と言えるでしょう。
理由4 シンプルイズベスト!余計な装備はいらないと考える人に最適
シンプルで必要十分な装備構成を好む方にとって、エレガンスグレードは理想的な選択肢です。過剰な装備や使わない機能は不要と考える実用志向の強いユーザーにピッタリなのです。実際に、以下のような考え方をお持ちの方には、エレガンスグレードがおすすめです。
- 「使わない機能にお金をかけたくない」
- 「故障リスクの少ないシンプルな構造が良い」
- 「装備よりも車の基本性能を重視したい」
- 「維持費を少しでも抑えたい」
こうした考え方を持つ方にとって、エレガンスグレードはコストパフォーマンスに優れた選択肢となります。華美な装飾や最新技術より、信頼性と実用性を重視する方は、エレガンスで十分満足できるでしょう。

中古ハリアーエレガンス購入で失敗しないための3つの確認ポイント
中古ハリアーエレガンス購入で失敗しないための3つの確認ポイントについて解説します。中古車購入では、新車以上に慎重な選び方が必要です。以下の3つのポイントを確認して後悔のない購入を目指しましょう。
- 確認1 年式と走行距離!価格とのバランスを見極める
- 確認2 内外装の状態!特にエレガンスでチェックしたい部分
- 確認3 修復歴と保証!安心して乗るために必ず確認しよう
- 試乗でチェック!エンジンや足回りの状態を五感で確かめる
それぞれ解説していきます。
確認1 年式と走行距離!価格とのバランスを見極める
中古ハリアーエレガンスを選ぶ際、年式と走行距離は価格を判断する重要な指標となります。同じ年式でも走行距離によって車の状態や寿命は大きく異なるのです。一般的に、年間走行距離1万km以内であれば標準的、それを超えると走行距離が多いと判断されます。
- 年間走行距離7,000km以下:低走行車
- 年間走行距離7,000〜15,000km:平均的な走行距離
- 年間走行距離15,000km以上:高走行車
このような基準を参考に、価格とのバランスを見極めましょう。例えば走行距離が少ない車両は高めの価格設定になっていても、長く乗るつもりなら検討の価値があります。ただし極端に走行距離が少ない車両は、逆に不調の原因になることもあるため注意が必要です。
確認2 内外装の状態!特にエレガンスでチェックしたい部分
エレガンスグレードでは、内装素材がファブリック(布)シートなので、特に入念なチェックが必要です。布シートは汚れや摩耗が目立ちやすく、前のオーナーの使用状況がそのまま反映されるのです。内外装のチェックポイントとしては、以下の箇所が重要です。
- シートの汚れや摩耗、特に運転席と助手席
- ステアリングホイールの摩耗具合
- ドアトリムやセンターコンソールの状態
- 外装の小キズや塗装のくすみ
こうした部分をしっかりチェックすることで、実際の使用状況や車両の扱われ方を推測できます。特にシートの状態は、車内の快適性に直結するため、念入りにチェックするとよいでしょう。
確認3 修復歴と保証!安心して乗るために必ず確認しよう
中古車購入時に最も重要なチェックポイントの一つが、修復歴の有無です。修復歴のある車両は、安全性や車両価値に影響を及ぼす可能性があるのです。また、販売店の提供する保証内容も、安心して乗るために欠かせない確認事項となります。
- 修復歴の有無と修復箇所の確認
- 事故歴についての詳細情報
- 販売店の提供する保証期間と保証内容
- 整備記録や点検記録の有無
このような情報は、中古車販売店から必ず入手するようにしましょう。特に第三者機関による車両状態証明書があると、より客観的な判断材料となります。不安がある場合は、別の専門家に診てもらうことも検討するとよいでしょう。
試乗でチェック!エンジンや足回りの状態を五感で確かめる
最終的には、必ず試乗をして車の状態を自分の五感で確かめることが重要です。特にエンジンの始動音や走行中の異音、振動などは、実際に乗ってみないとわからない重要なポイントとなるのです。試乗時には以下の点に注意してチェックしましょう。
- エンジン始動時と走行中の音や振動
- アイドリング時のエンジンの安定性
- 加速時のレスポンスや変速のスムーズさ
- ブレーキの効き具合とステアリングの操作感
このように試乗時には様々な点に注意を払うことで、機械的な不具合を事前に察知できる可能性があります。試乗せずに購入して後悔するケースも少なくないため、どんなに良い車両に見えても、必ず試乗をするようにしましょう。

結論!中古ハリアー あなたはエレガンスを選ぶべきか?最終判断
結論!中古ハリアー あなたはエレガンスを選ぶべきか?最終判断をしていきましょう。ここまでの情報を総合して、あなたに最適な選択を考えます。以下の4つの観点から最終判断に役立つ情報をまとめました。
- エレガンスがおすすめなのはこんな人!3つのタイプ
- 予算を足してでもプレミアムを選ぶべきケースとは?
- 後悔しないグレード選びのための最終チェック項目
- エレガンス選び 妥協点と譲れないポイントの見極め方
それぞれ解説していきます。
エレガンスがおすすめなのはこんな人!3つのタイプ
ハリアーエレガンスは、特定のタイプのユーザーにとって最適な選択肢となります。具体的には、以下のような3つのタイプの人にエレガンスがおすすめです。まず予算を重視し、コストパフォーマンスを最大化したい実用志向の強い方に適しています。
- 予算を重視する実用派:必要十分な装備で満足できる方
- カスタム志向の方:基本をベースに自分好みにアレンジしたい方
- シンプル志向の方:余計な装備より基本性能を重視する方
このようなタイプの方であれば、エレガンスグレードで十分満足できる可能性が高いです。特に中古車市場でハリアーデビューを考えている方には、エントリーポイントとして最適なグレードと言えるでしょう。
予算を足してでもプレミアムを選ぶべきケースとは?
一方で、以下のような方は予算を少し上乗せしてでも、プレミアムグレードを選ぶべきかもしれません。装備や質感にこだわりがある方や、長期保有を前提としている方は特に検討の価値があるのです。具体的には以下のようなケースが当てはまります。
- 内装の質感や高級感にこだわりがある方
- 長期保有(5年以上)を前提としている方
- 夜間の走行が多く、LEDヘッドライトの恩恵を受けたい方
- 将来の売却時の資産価値を重視する方
こうしたケースでは、初期投資は大きくなりますが、長期的な満足度や資産価値を考えると、プレミアムグレードの選択が賢明かもしれません。特に高級感や装備の充実度を重視する方には、プレミアムがおすすめです。
後悔しないグレード選びのための最終チェック項目
後悔しないグレード選びをするために、最終的に以下のチェック項目を確認しましょう。これらの項目を自分の優先順位に照らし合わせて考えることで、納得のいく選択ができるのです。各項目について自分にとっての重要度を「高・中・低」で評価してみるとよいでしょう。
- 予算との兼ね合い(許容範囲内か)
- 装備の必要性(本当に必要な装備は何か)
- 乗車頻度と使用目的(どんなシーンで使うか)
- 使用期間(短期か長期か)
- 売却予定(将来の売却価値は重要か)
このような項目をチェックリスト化して、冷静に判断することが大切です。感情に流されず、自分のライフスタイルや価値観に合ったグレード選びをすることで、長期的な満足度が高まるでしょう。
エレガンス選び 妥協点と譲れないポイントの見極め方
最後に、エレガンスを選ぶ際の妥協点と譲れないポイントの見極め方について考えてみましょう。妥協できる点と譲れない点をあらかじめ明確にしておくことで、後悔のない選択ができるのです。例えば以下のような視点で考えてみるとよいでしょう。
- 妥協できる点:一部の装備(後付け可能なもの)、外装の華やかさ、最新テクノロジー
- 譲れない点:基本性能、安全性能、乗り心地、維持費
このように自分にとって何が重要で何が二の次なのかを明確にしておくことが大切です。エレガンスは装備面では妥協が必要な部分もありますが、ハリアーの基本性能は十分に享受できるグレードです。あなたの価値観と照らし合わせて、最適な選択をしてくださいね。

まとめ
60系ハリアー「エレガンス」は、手頃な価格と必要十分な装備、そしてハリアーならではの上質な乗り味をバランスよく楽しめるグレードです。
上位グレードとの違いや、購入前に知っておきたい注意点もありますが、あなたのライフスタイルや価値観に合えば、コストパフォーマンスの高い選択となるでしょう。
中古車市場でも人気が高く、浮いた予算で自分好みにカスタムする楽しみも広がります。
シンプルで実用的なSUVを求める方や、ハリアーの魅力を賢く体感したい方には、エレガンスはまさにおすすめの一台です。
あなたの理想のカーライフにぴったりのハリアー選びを、ぜひこの記事を参考に進めてみてください。
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