ハリアーの盗難率が依然として高い水準にあることをご存知でしょうか。
念願のハリアーを手に入れたものの、「盗難ランキングで上位に入っていると聞いて不安」「最新の手口には純正セキュリティじゃ意味がないって本当?」といった心配を抱えている方は少なくありません。
実は、2024年から2025年にかけての統計でも、ハリアーは窃盗団に狙われやすい車種の一つとして名前が挙がっています。
この記事では、なぜハリアーばかりが狙われるのかという理由や背景、そしてCANインベーダーやゲームボーイといった最新の盗難手口に対する具体的な対策について詳しく解説します。
- 最新の盗難ランキングにおけるハリアーの順位と実際の被害リスクが把握できる
- ゲームボーイやCANインベーダーなど最新の盗難手口の仕組みがわかる
- 今日からできる物理的な対策とプロショップで導入すべきセキュリティ機器を知ることができる
- 万が一被害に遭った際に役立つ車両保険の選び方や特約の重要性を理解できる
ハリアーの盗難率は本当に高い?最新データと狙われる背景を解説
| 項目 | ハリアーの現状 | リスクレベル |
|---|---|---|
| 盗難順位 | 常にワースト10圏内を推移 | 極めて高い |
| 主な手口 | CANインベーダー、ゲームボーイ | 対策必須 |
| 狙われる理由 | 海外での圧倒的な人気・高リセール | 年式問わず危険 |
【2024-2025年最新】自動車盗難ランキングでの順位と件数
日本損害保険協会が発表している「自動車盗難事故実態調査」や警察庁のデータによると、ハリアーは長年にわたり盗難被害の多い車種として上位にランクインし続けています。2024年から2025年にかけての最新データにおいても、ランドクルーザーやアルファード、プリウスといったトヨタの人気車種と並び、ワースト10の常連となっています。
具体的な順位は調査時期によって変動しますが、ハリアーは概ね4位から9位の間で推移しており、決して油断できない状況です。特に注目すべきは、単なる台数だけでなく「特定の地域での集中発生」です。愛知県、千葉県、埼玉県、茨城県などのエリアでは、組織的な窃盗団による被害が相次いでおり、ハリアーオーナーにとっては深刻な脅威となっています。
警察庁の資料によれば、検挙率が低下傾向にある一方で、組織的な犯行は巧妙化しています。ランキングに入っているということは、常に「プロの窃盗団の買い物リスト」に載っている状態と同じだと認識する必要があります。
なぜハリアーばかり狙われる?海外需要とリセールの関係
なぜ、これほどまでにハリアーが狙われるのでしょうか。最大の理由は、「海外における圧倒的な需要」です。ハリアーはスタイリッシュなデザインと高い走行性能、そしてトヨタブランドの信頼性から、中東やアジア、アフリカ諸国などで非常に人気があります。
日本国内で盗まれたハリアーは、すぐに「ヤード」と呼ばれる解体施設に運ばれ、コンテナに詰められて海外へ不正輸出されるケースが多く報告されています。場合によっては、部品単位にバラバラに解体されることもあります。これは「関税対策」や「盗難車としての追跡を逃れるため」に行われます。
| オーナーにとってのメリット | 盗難リスクとしてのデメリット |
|---|---|
| リセールバリューが高い 中古でも高値で売れる | 窃盗団にとっても「ドル箱」 部品だけでも価値があるため解体されやすい |
また、新車の納期が長期化している昨今では、即納可能な中古車の価値が国内でも高騰しており、これも盗難を誘発する一因となっています。リセールの高さはオーナーにとって資産価値の維持というメリットですが、同時に盗難リスクを高める諸刃の剣でもあるのです。
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80系と60系で違いはある?狙われやすいモデルの特徴
ハリアーには現行の80系と、先代の60系がありますが、どちらも盗難リスクは高い状態です。しかし、狙われる背景には若干の違いがあります。
現行80系ハリアーは、最新モデルとしての車両価値そのものが狙われます。特に上位グレードの「Z」や「Leather Package」、そしてハイブリッドモデルは高値で取引されるため、プロの窃盗団が優先的にターゲットにします。ボディカラーは、輸出に有利な「ホワイトパールクリスタルシャイン」や「プレシャスブラックパール」が特に危険です。
一方、60系ハリアーも油断はできません。発売から時間が経過しているため、純正セキュリティの解析が完全に済んでおり、犯人側にとって「手慣れた作業」で盗みやすい車種となっているからです。年式が古くても、海外では依然として人気があり、部品取り車としての需要も尽きません。
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犯行は数分で完了…CANインベーダーやゲームボーイなどの手口
近年の自動車盗難は、もはや「鍵を壊して乗っていく」というアナログなものではありません。デジタル機器を駆使したハイテク犯罪が主流です。
CANインベーダー
車のバンパー付近から配線にアクセスし、モバイルバッテリーのような機器を接続して、車の制御システム(CAN信号)を直接乗っ取る手口です。鍵がなくてもドアロックを解除し、エンジンを始動させることができます。バンパーを外すなどの作業が必要ですが、慣れた犯人なら数分で完了します。
通称「ゲームボーイ」(キーエミュレーター)
今、最も警戒すべき最新の手口です。見た目が携帯ゲーム機に似ていることからこう呼ばれています。この機器を持って車のドアノブに近づき、操作するだけで、車のシステムが「正規のスマートキーが近くにある」と誤認し、ドアが開いてしまいます。車体に傷をつけることなく、わずか数十秒〜数分で走り去ることが可能です。
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これらの手口に対して、純正のセキュリティアラームやスマートキーの機能だけでは防ぎきれないのが現状です。「自分は大丈夫」と思っている間に、あなたの愛車のスペアキーが勝手に作られているかもしれないのです。
愛車を守るために今すぐやるべきこと|最強の対策と保険選び
| 対策レベル | 推奨アイテム | 効果 |
|---|---|---|
| 基本(必須) | ハンドルロック・タイヤロック | 視覚的抑止・時間稼ぎ |
| 中級(推奨) | 後付けセキュリティ(Grgoなど) | 警報・異常検知 |
| 最強(理想) | デジタルイモビライザー(IGLA) | エンジン始動不可 |
物理的に動かせなくする!ハンドルロックとタイヤロックの効果
ハイテクな手口が横行する現代だからこそ、アナログな「物理ロック」が一周回って効果を発揮します。窃盗団は「時間」と「音」を嫌います。ハンドルロックやタイヤロックが装着されている車は、外すのに手間と時間がかかるため、犯人がターゲットから外す可能性が高まります。
ハンドルロックは、数千円から手に入り、ダッシュボード上で目立つため視覚的な抑止効果が高いです。ただし、強度の低いものはハンドルごと切断されるリスクもあるため、しっかりとした金属製のものを選びましょう。
タイヤロックはさらに強力です。タイヤの回転を物理的に止めるため、自走での盗難をほぼ不可能にします。毎回の着脱は面倒ですが、その「面倒くささ」こそが、愛車を守る最大の盾となります。特に夜間の駐車時には必ず装着することをおすすめします。
後付けセキュリティは必須?IGLAなどのイモビライザー
物理ロックだけでは不安な方、特に屋外駐車の方には、社外製のセキュリティシステムの導入を強くおすすめします。純正のセキュリティは仕組みが解析されているため、プロには通用しにくいのが現実です。
現在、ハリアーオーナーの間で「最強の対策」と言われているのが、「IGLA(イグラ)」などのデジタルイモビライザーです。これは、エンジンをかける前に、ステアリングのスイッチなどで設定した「PINコード」を入力しない限り、エンジンがかからない(または走り出すとすぐに止まる)システムです。
たとえCANインベーダーやゲームボーイでドアを開けられ、エンジンを始動されたとしても、PINコードを知らなければ車を動かすことができません。費用は工賃込みで10万円〜15万円程度かかりますが、車両本体価格や盗難時の損失を考えれば、決して高い投資ではありません。
GPS追跡やAirTagは盗難後に役立つのか
AppleのAirTagや、トヨタ純正のT-Connectナビに含まれる「マイカーサーチ」などのGPS追跡機能は、盗難防止というよりは「盗まれた後の発見」に役立つツールです。
しかし、過信は禁物です。プロの窃盗団は、GPSの電波を遮断する「ジャマー」という機器を使用したり、盗んですぐに車内のGPS機器やAirTagを探し出して捨てたりします。実際に、盗難された車からAirTagだけが道路脇で発見されたという事例も少なくありません。
とはいえ、ヤードに運び込まれるまでの初期段階で位置を特定できれば、警察に通報して発見に至るケースもあります。ココセコムのような警備会社駆けつけ型のサービスと併用することで、発見率は向上するでしょう。あくまで「最後の砦」として考えておくべきです。
万が一の備え!車両保険で盗難は全額カバーできる?
どんなに対策をしていても、盗難リスクをゼロにすることはできません。そこで重要になるのが自動車保険(車両保険)です。
まず、ご自身の保険契約内容を確認してください。「エコノミー型(車対車限定)」の場合、盗難が補償対象外になっているプランがあります。「一般型」であれば基本的に盗難もカバーされますが、問題は「いくら支払われるか」です。
車両保険金は、契約時の「協定保険価額(時価)」が上限です。購入してから数年経っていると、設定金額が下がっている場合があります。しかし、中古車相場が高騰している現在、同じハリアーを買い直そうとすると、保険金だけでは足りない事態が起こり得ます。これを防ぐためには、「新車特約」や「車両超過修理費用特約」などを付帯し、十分な再調達費用を確保しておくことが極めて重要です。
盗難多発地域に住んでいるなら駐車場対策も重要
警察庁の統計によると、自動車盗難は特定の地域に集中しています。特に愛知県、埼玉県、千葉県、茨城県、大阪府などは、盗難車を解体・輸出する「ヤード」へのアクセスが良いため、非常に危険なエリアです。
これらの地域にお住まいの場合、自宅の駐車場であっても安心できません。シャッター付きのガレージが理想ですが、難しい場合は以下の対策を講じましょう。
- 人感センサーライトの設置: 人が近づくと明るく照らすライトは、犯人が姿を見られるのを嫌がるため効果的です。
- 防犯カメラ: ダミーではなく、実際に録画機能があるものを目立つ位置に設置します。
- 駐車場の選び方: 月極駐車場を借りる際は、死角が少なく、夜間でも照明が明るい場所を選びましょう。
ハリアーの防犯に関するよくある質問
- スマートキーを缶に入れるだけでリレーアタックは防げる?
-
ブリキ缶や専用の電波遮断ポーチに入れることは、リレーアタック対策として有効です。ただし、蓋の隙間から電波が漏れないよう注意が必要です。また、スマートキー自体の「節電モード(スリープ機能)」を設定することで、電波の発信を停止させることも可能です。これが最も手軽で確実な方法の一つです。
- 盗難防止ステッカーだけでも効果はある?
-
「セキュリティ作動中」といったステッカーは、衝動的な犯行や素人のいたずらには一定の抑止力になりますが、プロの窃盗団にはほとんど効果がありません。彼らは実際にセキュリティランプが点滅しているか、車内にセンサーがあるかを見極めてきます。
- 車台番号の刻印などを消されたら戻ってこない?
-
残念ながら、一度盗まれてヤードに持ち込まれると、車台番号を削られたり偽造されたりして、元の持ち主を特定できなくなるケースが多いです。発見されたとしても、変わり果てた姿になっていることが大半です。したがって、「戻ってくること」を期待するのではなく、「盗ませないこと」に全力を注ぐべきです。
まとめ:ハリアーを盗難から守るために今日からできること
- ハリアーは2025年も盗難ランキング上位の常連車種である
- 海外での高リセールバリューが窃盗団に狙われる最大の理由
- 80系はもちろん60系もセキュリティ解析済みのため油断できない
- 最新手口「ゲームボーイ」や「CANインベーダー」は数分で解錠可能
- 純正セキュリティだけではプロの犯行を防ぐことは困難
- ハンドルロックやタイヤロックによる物理的な防御が時間稼ぎになる
- IGLAなどのデジタルイモビライザーはエンジン始動そのものを阻止できる
- スマートキーは電波遮断ポーチに入れるか節電モードを活用する
- GPS追跡は発見の補助にはなるが盗難防止効果は限定的
- 車両保険は「一般型」を選び特約で再購入費用をカバーする
- 特定地域(愛知・千葉・埼玉など)の居住者は二重三重の対策が必要
- 駐車場にはセンサーライトや防犯カメラを設置し死角を減らす
- 盗まれた車が五体満足で戻ってくる確率は極めて低いと心得る
- 対策グッズへの投資は車両価格の数%で済むためコスパが良い
- 「自分だけは大丈夫」という思い込みを捨てて今すぐ行動することが重要


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