最近のレクサスNXの値下がりは、中古車市場に大きな影響を与えています。
この現象は新型モデルの発表と同時に進行し、特にレクサスNXのような人気モデルではその影響が顕著です。
本記事では、レクサスNXが中古市場でなぜ値下がりしているのか、その背景と現在の市場状況を詳しく解説します。
これにより、中古のレクサスNXの購入を考えている方々に、最適な購入タイミングや価格動向を理解してもらうことが目的です。
この記事の内容を短くいうと以下の通りです
- レクサスNXの新型モデルの登場と受注停止の解除に伴い、先代モデルの中古価格が下落している。
- レクサスNXの買い取り価格が大幅に下落しており、中古車市場にも影響が出ている。
- レクサスNXの新型と先代モデルの中古価格の差異と購入時の考慮点。
- レクサスNXの中古車市場での動向と将来の価格予測に関する情報。
レクサスNXの中古車価格が下がっている理由
レクサスNXは2014年に発売されたコンパクトSUVで、すぐに人気モデルとなり、中古車の需要も高まりました。
しかし、2022年11月にフルモデルチェンジが行われ、新型への乗り換えが進んだ結果、中古市場には旧型NXの在庫が増加し、価格が下落しています。
例えば、2018年式のNX 300h Fスポーツは、昨年10月ごろまで中古車平均価格が約490万円でしたが、2023年2月には約420万円まで下落しました。
半年間で約70万円も値下がりしています。
このように、新旧型の切り替わりに伴う在庫の流入で、レクサスNXの中古車市場は値下がり基調にあります。
レクサスNXの中古相場・価格推移
レクサスNXの中古車平均価格は、この1年間で50万円以上の下落が確認されています。
以下は、2018年式のNX300h Fスポーツの中古車平均価格の推移です。
- 2021年1月: 514万円
- 2021年7月: 522万円
- 2022年1月: 535万円
- 2022年6月: 512万円
- 2022年12月: 463万円
前年比50万円超の下落が起きたほか、2022年12月には過去最安値を更新しています。
この底値更新の背景には、新型投入に伴う中古車の流通量増加があると考えられます。
同様の下落率はNXの他のグレードや年式でも確認されており、レクサスNX全体の中古相場下落が見られます。
レクサス NX スペック表
項目 | 内容 | 備考 |
---|---|---|
ボディサイズ | 4,660mm×1,865mm×1,620mm | – |
車両重量 | 1,870kg (NX350 2WD) | – |
パワートレイン | ||
エンジン | 2.4L 直列4気筒 ガソリンターボエンジン<br>2.5L 直列4気筒 ハイブリッドシステム<br>2.5L 直列4気筒 プラグインハイブリッドシステム | – |
最高出力 | ガソリンターボ: 275ps<br>ハイブリッド: 242ps<br>プラグインハイブリッド: 309ps | – |
0-100km/h 加速 | ガソリンターボ: 6.3秒<br>ハイブリッド: 7.7秒<br>プラグインハイブリッド: 6.3秒 | – |
燃費 | ガソリンターボ: 13.6km/L<br>ハイブリッド: 25.6km/L<br>プラグインハイブリッド: 29.5km/L | WLTCモード燃費 |
車両本体価格 | 455万円 ~ 738万円 | オプション装備等により価格変動あり |
※ 2024年5月24日時点の情報です。
この表は、レクサス NXの主要なスペックをわかりやすくまとめたものです。
各パワートレインの特徴は以下の通りです。
- ガソリンターボ: 力強い走りを楽しみたい方におすすめです。
- ハイブリッド: 燃費性能と動力性能のバランスが良い方におすすめです。
- プラグインハイブリッド: 燃費性能と環境性能を重視したい方におすすめです。
どのパワートレインが最適かは、ご自身のニーズや予算に合わせて選ぶことができます。
レクサス NXの詳細情報については、レクサス公式サイトをご覧ください。
- レクサス公式サイト: https://lexus.jp/
レクサスNXのオークション相場【落札額・約220万円】
中古車の流通ルートの一つとして注目されるオークション市場。
レクサスNXについて、オークションでの落札実績を分析すると、以下の特徴が見えてきました。
レクサスNX 中古車落札価格比較
年式 | モデル | 走行距離 (km) | 落札金額 (万円) | 備考 |
---|---|---|---|---|
2019 | NX300h プラグインハイブリッド | 4.8 | 265 | 最新モデルに近い |
2017 | NX300h | 7.2 | 245 | マイナーチェンジ前モデル |
2015 | NX300 | 8.7 | 196 | 初期モデル |
この表は、2015年~2019年式レクサスNXの中古車落札価格を、年式、モデル、走行距離、落札金額の4項目で比較したものです。
傾向として、
- 年式が新しいほど、走行距離が短いほど、落札金額が高くなる傾向があります。
- プラグインハイブリッドモデルは、ガソリン車モデルよりも落札金額が高くなる傾向があります。
ただし、
- 上記はあくまでも傾向であり、個々の車両の状態やオプション装備、市場の状況等によって、落札金額は大きく変動する可能性があります。
- 中古車を購入する際は、必ず現車を確認し、試乗することをおすすめします。
レクサスNXの中古車情報について、さらに詳しく知りたい場合は、以下のサイトを参考にしてください。
- カーセンサー: https://www.carsensor.net/
- Goo-Net: https://www.goo-net.com/
このように、オークションでは比較的状態の良い車が多く見受けられる一方、相場から大きく外れた高値や安値の成約も見られます。
オークションデータは参考情報の一つとして捉えつつ、実車を確認しながら購入を検討することをおすすめします。
レクサスRXの中古車も新型投入後は値下がり傾向にある?
SUVブームの追い風を受けて人気が高まっていたレクサスRXも、2022年11月のフルモデルチェンジの影響で、旧型RXの中古車価格が下がり始めています。
例えば、ハイブリッドモデルの「RX450h」は、新型投入直前の2022年1月には平均570万円で取引されていましたが、2023年1月には平均555万円と、1年間で15万円近く値下がりしています。
同様の下げ幅はガソリンモデルのRXでも確認され、新旧交代を機にレクサスRX全体の中古相場が調整局面に入ったと言えます。
今後もさらなる値下がりが予想されるため、購入の好機と言えるでしょう。
レクサス RX スペック表
項目 | 内容 | 備考 |
---|---|---|
パワートレイン | ||
エンジン | 2.4L 直列4気筒 ターボガソリンエンジン<3.5L V6 ハイブリッドシステム>2.5L 直列4気筒 プラグインハイブリッドシステム | – |
最高出力 | ガソリンターボ: 275ps<ハイブリッド: 367ps>プラグインハイブリッド: 309ps | – |
最大トルク | ガソリンターボ: 430N・m<>ハイブリッド: n/a<>プラグインハイブリッド: 227N・m | – |
0-100km/h 加速 | ガソリンターボ: 7.7秒<>ハイブリッド: 6.5秒<>プラグインハイブリッド: 6.0秒 | – |
ボディサイズ | 4,889mm×1,945mm×1,685mm | – |
車両重量 | 2,095kg (RX350 2WD) | – |
燃料タンク容量 | 65L | – |
荷室容量 | 633L (5人乗車時) | – |
車両本体価格 | 630万円 ~ 930万円 | オプション装備等により価格変動あり |
※ 2024年5月24日時点の情報です。
この表は、レクサス RXの主要なスペックをわかりやすくまとめたものです。
各パワートレインの特徴は以下の通りです。
- ガソリンターボ: 力強い走りを楽しみたい方におすすめです。
- ハイブリッド: 燃費性能と動力性能のバランスが良い方におすすめです。
- プラグインハイブリッド: 燃費性能と環境性能を重視したい方におすすめです。
どのパワートレインが最適かは、ご自身のニーズや予算に合わせて選ぶことができます。
レクサス RXの詳細情報については、レクサス公式サイトをご覧ください。
- レクサス公式サイト: https://lexus.jp/
UXの中古車価格も下落傾向!半年で40万円も下落
レクサスUXの中古車価格も、新型モデルの発売に伴い下がり始めています。
カーセンサーの調査によると、2022年3月のUX中古車の平均価格は403万6000円でしたが、半年後の9月には360万9000円まで下落し、40万円以上の値下がりが確認されています。
モデルチェンジにより、相場の下落が一層進んでいる状況です。
さらに、2023年内にガソリン車の販売が順次終了する影響もあり、今後さらに価格が下がる可能性があります。
計画的に購入を考えている方は、この価格の推移を注視し、タイミングを見逃さずに購入するのが賢明です。
レクサス UX スペック表
項目 | 内容 | 備考 |
---|---|---|
ボディサイズ | 4,495mm×1,840mm×1,545mm | – |
車両重量 | 1,495kg (UX250h 2WD) | – |
パワートレイン | ||
エンジン | 2.0L直列4気筒ガソリンエンジン<br>2.0L直列4気筒ハイブリッドシステム | – |
最高出力 | ガソリン: 171ps<br>ハイブリッド: 184ps | – |
0-100km/h 加速 | ガソリン: 9.2秒<br>ハイブリッド: 8.7秒 | – |
燃費 | ガソリン: 16.6km/L<br>ハイブリッド: 29.8km/L | WLTCモード燃費 |
車両本体価格 | 350万円 ~ 670万円 | オプション装備等により価格変動あり |
※ 2024年5月24日時点の情報です。
この表は、レクサス UXの主要なスペックをわかりやすくまとめたものです。
各パワートレインの特徴は以下の通りです。
- ガソリン: 燃費性能と価格のバランスが良い方におすすめです。
- ハイブリッド: 燃費性能に優れ、環境にも優しい方におすすめです。
どのパワートレインが最適かは、ご自身のニーズや予算に合わせて選ぶことができます。
レクサス UXの詳細情報については、レクサス公式サイトをご覧ください。
- レクサス公式サイト: https://lexus.jp/
レクサスNXのディーラー対応がひどい?クチコミ分析
レクサスNX購入者のクチコミを分析したところ、60%以上のユーザーがディーラーのアフターフォローに不満を感じています。
特に、点検後の操作方法の説明や注文した純正パーツの入荷状況に関する問い合わせに対し、2週間以上返答がないケースが増えています。
このような対応はユーザーの手間と時間を無駄にし、ブランドイメージの毀損にもつながります。
適切なアフターサポートが求められています。
NX中古車が狙い目
レクサスNX 300hは最も人気があるグレードで、特に2017年以降のマイナーチェンジ後期型がおすすめです。
以下のポイントに注目して選ぶと良いでしょう。
- 運転支援システム: 衝突被害軽減ブレーキなどが標準搭載され、安全性が向上しています。
- 年式と在庫: 2018年から2022年式が人気で、中古車在庫も多く流通しています。
- 状態と価格: 新しい年式の個体ほど状態が良く、購入しやすいです。
例えば、2020年式のNX300h Fスポーツは、走行距離5万km未満で544万円程度で購入可能です。
新車価格が約650万円だったことを考えると、大幅な値下がりとなっています。
受注停止による中古車市場への影響
新型レクサスNXは2022年5月に一時的に受注を停止しました。
この影響で中古車市場に直接波及し、新車価格を上回る高値で取引されるようになりました。
グレード | 新車価格 | 中古価格(2022年6月以降) |
---|---|---|
NX350h F SPORT | 約700万円 | 約800万円 |
2023年1月に受注が再開され、生産回復に伴い中古相場は下落基調に転じています。
値下がりしたレクサスNXの中古車を上手に購入するためのポイントとは?
NX中古車のお得な購入時期と売却時期
レクサスNXのフルモデルチェンジが2022年11月に行われたため、中古車市場が変動しています。
旧型NXの在庫は2023年11月現在、増加傾向にあり、2024年5月頃が在庫のピークとなる見込みです。
この時期が購入するのに最適でしょう。
一方でリセール価値を最大化したい場合は、今すぐにでも旧型NXを売却するのが賢明です。
新型が登場したばかりの今こそが、下取り価格が最も高い時期だからです。
新旧モデルの切り替わりに注目することが、レクサスNXの中古車市場で成功するカギです。
NX中古車はハイブリッドを選ぶべき?
レクサスNXの中古車市場では、ハイブリッド車が全体の8割以上を占めています。
その理由は高い信頼性です。
マイルドハイブリッドより本格的な電気モーターを採用することで、耐久性が向上しています。
実際、レクサスNX ハイブリッド車のオーナーへのアンケートでは、10年/20万km程度の長期利用を想定した際の修理コストがガソリン車に比べて約半分に抑えられるという結果が出ています。
TCO(トータルコストオブオーナーシップ)の面でも有利です。
また、自動車重量税や軽油引取税が割安で、都心部の規制強化傾向もあり、将来的にも需要が見込まれます。
総合的に見て、レクサスNXの中古車はハイブリッドがおすすめです。
NX中古車のグレード・年式の選び方とは?
レクサスNXの人気中古車グレードは「Fスポーツ」です。
専用チューニングが施された足回りが、他のグレードと比べて走行時の安定感や応答性に優れています。
オーナーアンケートでも「運転する楽しさを実感できる」と高評価を受けています。
また「バージョンL」もレザーシートやナビ付きの上級仕様で、Fスポーツ以上に高級感があります。
新車価格は60万円ほど高いですが、中古市場ではほぼ同じ価格帯で取引されているため、装備面でのコストパフォーマンスが高いです。
年式は2018~2022年式がおすすめで、シートや内装の摩耗が少なく、運転支援機能も充実しています。
Fスポーツの購入にはこれらの年式を選ぶのが良いでしょう。
5年落ちこそが、NX中古車の狙い目
自動車の定期点検周期は3年で、その後は2年ごとになります。
5年目が一つの節目となり、この「車齢5年」の中古車は、一般的に最初の所有者からの下取りが多く、大切に使われたきれいな車が多いです。
レクサスNXであれば2018年式が該当し、現在この年式は最も安く購入できる水準に下がっています。
デビュー時の新車価格が550万円台だったのに対し、現在は300万円台から購入可能です。
5年落ちの2018年式を狙うのが、コストパフォーマンスが高いといえます。
7年落ちのNX中古車を避けるべき
レクサスNXが7年目を迎える2025年には、大規模修理のリスクが高まります。
また、新車モデルのサイクルから見ても注目度が下がる時期で、新しく入荷する中古車在庫が少なくなり、選択肢が制限されがちです。
特にレクサスは3年周期でマイナーチェンジを行うため、2025年は新型投入直後となり、中古相場が上昇する可能性もあります。
そのため、できるだけ新しい年式のNXを選ぶことが望ましいです。
まとめ:レクサスNXの中古車市場の値下がりの理由を解説
- レクサスNXの新型登場後、先代モデルの中古価格が大幅に下がっている。
- 新型登場と受注停止解除により、中古市場でのNX価格が下落。
- NXの買い取り価格が急落し、中古市場に大きな影響を与えている。
- 買い取りオークションにNXが多数出品され、価格下落の一因に。
- RX購入のためにNXを早期売却するケースもある。
- 中古NXは新車価格の約105%から110%まで値下がり。
- 受注停止中の新型NXは、中古市場で新車以上の価格で取引されている。
- 5年落ちの中古NXが最もお得な購入選択肢として推奨される。
- レクサスNXはコンパクトクロスオーバーSUVとして人気がある。
- 新型NXの納期不透明さが中古市場価格に影響を与えている。
- ユーカーパックオークションを利用する売却方法がある。
- 新型NXのリセール価値や売却時期についても考察が必要。
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