新型アルファードの燃費が悪いと言われる3つの原因!今すぐできる改善策

新型アルファードの燃費、本当のところはどうなのか気になっていませんか?

カタログ値と実燃費のギャップや、ライバル車との比較、さらに旧型からの進化まで、知りたい情報がたくさんあるはずです。

この記事では、アルファードの燃費事情を徹底解説。

燃費悪化の理由や、毎日の運転でできる具体的な改善ワザもご紹介します。

あなたのミニバンライフをより快適にするヒントが満載ですので、ぜひ最後まで読み進めてみてください

目次

【結論】新型アルファードの実燃費は本当に悪い?4つの数値を公開

新型アルファードの実燃費について詳しく解説します。

カタログ燃費と実燃費の違いやライバル車との比較など、購入前に知っておきたい重要な情報をお伝えしましょう。

  • カタログ燃費と実際に出る燃費のギャップはどれくらい?
  • ライバル車(エルグランド)と燃費を数字で徹底比較
  • 旧型(30系)から燃費性能はどれだけ進化したか
  • ガソリン満タンで走れる航続距離のリアルな目安

それぞれ詳しく解説していきます。

カタログ燃費と実際に出る燃費のギャップはどれくらい?

新型アルファードのカタログ燃費と実燃費には約15~20%の差があります。

この差は、エアコンやライトの使用、勾配のある道路や交通渋滞など、実際の走行環境がカタログ測定条件と異なるためです。

具体的な燃費達成率のデータは以下のようになっています。

  • ハイブリッド2WD:カタログ燃費17.7km/L、実燃費14.5km/L(82%達成)
  • ハイブリッドE-Four:カタログ燃費16.7km/L、実燃費13.7km/L(82%達成)
  • ガソリン2WD:カタログ燃費10.6km/L、実燃費9.0~9.3km/L(85~88%達成)

これらのデータから、新型アルファードは比較的安定した燃費達成率を示していることが分かります。

ただし、運転方法や道路状況によって実燃費は大きく変動するため、あくまで目安として考えましょう。

購入検討時は実燃費ベースで年間のガソリン代を計算することをおすすめします。

参照元・・・KINTO「新型アルファードの最新燃費徹底解説」より

ライバル車(エルグランド)と燃費を数字で徹底比較

エルグランドと比較すると、新型アルファードの方が燃費性能で優れています。

日産エルグランド
引用元「Wikipediaコモンズ」より

エルグランドはハイブリッドモデルがなく、全てガソリンエンジンのため、燃費面でアルファードに劣る結果となっています。

実際の比較データを以下に示します。

車種エンジン駆動方式カタログ燃費実燃費
新型アルファードハイブリッド2WD17.7km/L14.5km/L
新型アルファードガソリン2.5L2WD10.6km/L9.0km/L
エルグランドガソリン2.5L2WD10.8km/L約8.5km/L
エルグランドガソリン3.5L2WD9.4km/L約7.5km/L

ガソリン車同士で比較しても、アルファードの方が1~2km/L燃費が良い結果となっています。

さらにアルファードにはハイブリッドモデルがあるため、燃費を重視するユーザーにとって大きなアドバンテージがあります。

年間走行距離が多い方や燃費を重視する方には、アルファードのハイブリッドモデルがおすすめです。

旧型(30系)から燃費性能はどれだけ進化したか

新型40系アルファードは、30系と比べてハイブリッドモデルの燃費が大幅に向上しています。

30系ではハイブリッドはE-Fourのみの設定でしたが、40系では燃費効率の良い2WDモデルが追加されたことが大きな改善点です。

具体的な進化のポイントは以下の通りです。

  • 30系ハイブリッド実燃費:約12km/L
  • 40系ハイブリッド実燃費:13~14km/L
  • 新たに2WDハイブリッドが追加され、最高17.7km/Lのカタログ燃費を実現

この進化により、新型アルファードは先代モデルから1~2km/Lの燃費向上を達成しています。

新しいハイブリッドシステムの採用により、モーター出力も250PSに向上し、燃費と走行性能の両立を実現しました。

ガソリンエンジンモデルについては大きな変化はないものの、ハイブリッドの選択肢が広がったことで、より多くのユーザーのニーズに対応できるようになりました。

参照元・・・KINTO「新型アルファードの最新燃費徹底解説」より

ガソリン満タンで走れる航続距離のリアルな目安

新型アルファードの航続距離は、ハイブリッドモデルで約900~1000km、ガソリンモデルで約600~700kmが目安です。

燃料タンク容量は約65L(ハイブリッド)、約75L(ガソリン)で、実燃費を基に計算した現実的な航続距離となっています。

実際のオーナーレポートによる航続距離の例は以下の通りです。

  • ハイブリッド2WD:実燃費14.5km/L × 65L = 約940km
  • ハイブリッドE-Four:実燃費13.7km/L × 65L = 約890km
  • ガソリン2WD:実燃費9.0km/L × 75L = 約675km

高速道路メインの走行では、ハイブリッドモデルで22~26km/Lの燃費を記録することもあり、この場合1300km以上の航続距離も可能です。

市街地走行中心の場合は航続距離が短くなるため、燃料計の確認をこまめに行うことが大切です。

長距離ドライブが多い方には、航続距離の長いハイブリッドモデルがおすすめといえるでしょう。

なぜ?新型アルファードの燃費が悪化する3つの理由と賢い選び方

新型アルファードの燃費が悪化する主な理由について解説します。

大型ミニバンという特性上、燃費面で不利になる要因がいくつか存在しています。

  • 理由1 大きな車体と2トン超えの車両重量
  • 理由2 パワフルな走りを実現するエンジンの特性
  • 理由3 街乗りのストップアンドゴーが燃費に与える影響
  • ハイブリッドは本当にお得?年間走行距離で考える損益分岐点

順番に詳しく説明していきます。

理由1 大きな車体と2トン超えの車両重量

アルファードの燃費が悪い最大の理由は、2トンを超える重い車両重量です。

車両重量が重いほど走行に必要なエネルギーが増加し、特に加速時や坂道走行時に多くの燃料を消費してしまうのです。

実際に車両重量が燃費に与える影響は以下のような要因があります。

  • 停止状態から加速する際に大きなエネルギーが必要
  • 上り坂での走行時に重量による負荷が増大
  • ブレーキング時のエネルギー損失が大きくなる

これらの要因により、アルファードのような大型ミニバンは軽自動車と比べて2~3倍の燃料を消費します。

車体の大きさも空気抵抗の増加につながり、高速走行時の燃費悪化の原因となっています。

とはいえ、ミニバンを選ぶ理由は燃費だけではないので、用途と燃費のバランスを考えて選択することが重要ですね。

理由2 パワフルな走りを実現するエンジンの特性

アルファードのエンジンは、2トン超の車体を力強く加速させるために高出力設計となっています。

特にガソリンモデルでは、大排気量エンジンによるパワフルな走りを重視しているため、燃費効率よりも動力性能を優先した設計になっているのです。

エンジン特性による燃費への影響要因は以下の通りです。

  • 2.5Lエンジンでも182PS、3.5Lエンジンでは更に高出力
  • 大排気量による燃料消費量の増加
  • 高速巡航よりも市街地走行での燃費悪化が顕著

このパワー重視の設計により、アルファードは同クラスの他のミニバンと比べてもやや燃費が劣る傾向にあります。

ハイブリッドモデルでは250PSのシステム出力を実現しながらも、燃費とのバランスを改善しています。

パワーと燃費、どちらを重視するかによって最適なパワートレインが変わってくるでしょう。

理由3 街乗りのストップアンドゴーが燃費に与える影響

市街地でのストップアンドゴーが多い走行は、アルファードの燃費を大幅に悪化させます。

重い車体を頻繁に停止・発進させることで、最もエネルギー効率の悪い運転パターンとなり、燃料消費量が急激に増加してしまうのです。

街乗りで燃費が悪化する具体的な場面は以下の通りです。

  • 信号待ちからの発進時に大きな加速エネルギーが必要
  • 渋滞での低速走行とアイドリングの繰り返し
  • 短距離走行でエンジンが温まらない状態での運転

実際のデータでは、市街地モードの燃費は高速道路モードと比べて約40~50%低下しています。

エアコンやヒーターの使用も、特に市街地走行では燃費に大きく影響します。

街乗りメインの方は、ハイブリッドモデルを選択することで燃費の改善が期待できますよ。

ハイブリッドは本当にお得?年間走行距離で考える損益分岐点

ハイブリッドとガソリン車の価格差約80万円を燃費差で回収するには、相当な走行距離が必要です。

ハイブリッド車の燃費メリット(約5km/Lの差)を考慮しても、年間走行距離が少ない場合は投資回収が困難になってしまうのです。

損益分岐点を計算するための前提条件は以下の通りです。

  • 価格差:約80万円(ガソリンZグレードとハイブリッドZグレード比較)
  • 燃費差:約5km/L(ガソリン9km/L、ハイブリッド14km/L)
  • ガソリン価格:1L当たり160円と仮定

年間1万km走行の場合、ガソリン代の差額は年間約6万円程度となり、投資回収には13年以上かかります。

年間2万km以上走行する方であれば、6~7年程度での回収が可能となります。

燃費だけでなく、静粛性や走行フィーリングなどの付加価値も含めて判断することをおすすめします。

購入後に後悔しない!燃費を良くする5つの具体的な方法

アルファードの燃費を向上させる実践的な方法をご紹介します。

日々の運転方法や車両メンテナンスを工夫することで、燃費を改善することが可能です。

  • STEP1 ふんわりアクセルを意識する運転術
  • STEP2 タイヤの空気圧チェックという簡単な一手間
  • STEP3 車に積みっぱなしの不要な荷物を降ろす
  • STEP4 賢く使いたいエコドライブモードの活用法
  • STEP5 毎日の燃費を記録して運転のクセを見直す

各ステップを詳しく解説していきます。

STEP1 ふんわりアクセルを意識する運転術

ふんわりアクセルは、アルファードの燃費改善に最も効果的な運転テクニックです。

急加速は燃料消費量を大幅に増加させるため、アクセルペダルを優しく踏み込むことで燃費を10~20%向上させることができるのです。

ふんわりアクセルを実践するためのコツは以下の通りです。

  • 発進時は5秒かけて時速20kmまで加速する
  • 足裏全体でアクセルペダルを踏み、一定の位置をキープする
  • 前方の交通状況を予測して早めにアクセルを緩める

この運転方法により、エンジンへの負荷を軽減し、効率的な燃焼を促進することができます。

特にハイブリッドモデルでは、モーター走行の時間を延ばすことで更なる燃費向上が期待できます。

最初は意識的に行う必要がありますが、慣れれば自然にできるようになりますよ。

STEP2 タイヤの空気圧チェックという簡単な一手間

タイヤの空気圧を適正に保つことで、燃費を5~10%改善できます。

空気圧が不足すると転がり抵抗が増加し、エンジンがより多くのパワーを必要とするため燃費が悪化してしまうのです。

タイヤ空気圧管理のポイントは以下の通りです。

  • 月に1回はガソリンスタンドで空気圧をチェックする
  • 指定空気圧より若干高め(+0.1~0.2気圧)に設定する
  • 冬場は空気圧が下がりやすいため特に注意が必要

適正な空気圧を維持することで、タイヤの寿命延長効果も期待できます。

セルフガソリンスタンドでも空気圧調整機が設置されているため、給油のついでに確認する習慣をつけましょう。

たった数分の作業で燃費とタイヤの両方にメリットがあるので、ぜひ実践してください。

STEP3 車に積みっぱなしの不要な荷物を降ろす

車内の不要な荷物を降ろすことで、車両重量を軽減し燃費を改善できます。

10kgの荷物を常時積載していると、燃費が約1%悪化するため、使わない荷物は自宅に置いておくことが重要です。

荷物の整理で見直すべきポイントは以下の通りです。

  • トランクに入れっぱなしのゴルフバッグやスポーツ用品
  • 後部座席に置きっぱなしの重いバッグや書類
  • 普段使わない工具類や非常用品の過度な積載

特にアルファードのような大型車では、荷物を多く積みがちになるため定期的なチェックが必要です。

必要最小限の荷物だけを積載することで、燃費だけでなく走行安定性も向上します。

月に1回程度、車内の大掃除を兼ねて荷物の見直しをすることをおすすめします。

STEP4 賢く使いたいエコドライブモードの活用法

エコドライブモードを効果的に活用することで、燃費を5~15%向上させることができます。

このモードはアクセル操作に対する駆動力を穏やかにし、エアコンの稼働も抑制することで燃費改善に貢献するシステムです。

エコドライブモードの効果的な使い方は以下の通りです。

  • 市街地走行や渋滞時に積極的に使用する
  • 高速道路の合流時など、加速が必要な場面では一時的に解除する
  • ハイブリッド車ではEVモードと組み合わせて使用する

モード切り替えは、センターコンソールのECO MODEスイッチで簡単に行えます。

ただし、加速性能が制限されるため、交通状況に応じて適切に使い分けることが大切です。

普段の街乗りではエコモードを基本にして、必要に応じてノーマルモードに切り替える使い方がベストですね。

参照元・・・トヨタ公式「アルファードの走行性能・燃費」より

STEP5 毎日の燃費を記録して運転のクセを見直す

燃費を記録することで、自分の運転クセを客観的に把握し改善点を見つけることができます。

継続的な記録により、どのような運転パターンで燃費が良くなるかが分かり、効果的な改善策を見つけられるのです。

燃費記録で確認すべきポイントは以下の通りです。

  • 走行ルートごとの燃費の違い(高速道路、市街地、郊外)
  • 運転モード(エコ、ノーマル)による燃費の変化
  • エアコン使用の有無による燃費への影響

スマートフォンアプリや車載の燃費計を活用して、簡単に記録を続けることが重要です。

記録を続けることで、季節による燃費の変動パターンも把握できるようになります。

データが蓄積されれば、あなた自身の運転スタイルに合った最適な燃費改善方法が見えてくるでしょう。

まとめ

新型アルファードの実燃費について、カタログ値と実際のギャップ、ライバル車との比較、そして旧型からの進化まで、数字をしっかりと押さえて解説しました。

燃費悪化の理由も、車体の大きさやエンジンの特性、街乗りのストップアンドゴーなど、分かりやすく整理しましたね。

また、ハイブリッドとガソリンの損益分岐点や、購入後に後悔しないための燃費改善ワザも具体的にご紹介しました。

毎日の運転やちょっとしたお手入れ、エコモードの活用など、あなたの工夫次第で燃費は確実に良くなります。

長距離ドライブが多い方から街乗りメインの方まで、アルファードを賢く乗りこなすヒントが満載の内容です。

これからアルファードの購入を考えている方も、すでに乗っている方も、ぜひこの記事を参考に、燃費と快適さを両立したミニバンライフを楽しんでください。

参照元一覧

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

行政書士・社労士・40代男性。
世界中の名車や最新の高級車情報を詳しくご紹介。
車への情熱と専門知識を活かして、訪問者の皆様にとって最適な情報をお届けすることを目指しています。

車好きの皆様にとって、ここが新たな発見と出会いの場となるよう努めてまいりますので、どうぞよろしくお願いいたします。

コメント

コメントする

目次